2015年11月25-26日

 

2015年11月25-26日

オムコイバーンクンメートウン小学校

Wプロジェクト 図書館・

保健室寄贈途中経過視察

This project is already completed

    参加者

  • JT/Ash Japan CoCo image Co.,Ltd. (三原 健三)
  • JT/Ash Japan  Griffin Marine Travel  (山口 精一・山口 えり子・山口 英昭)
  • フレンド株式会社 Best Asian Friend Co.,Ltd.  (山口 馨右 ・ 望月 和巳)
  • Green Life Support Co.,Ltd (市毛 みどり・アッサウィン キヨサワット・市毛 雄翔)

合計9名

今回の目的は途中経過視察、

そのためプロジェクトの役員だけでの訪問でした。

人数は少ないけれども内容の濃い、そしてまた先生方や生徒たちとの深い交流が

出来た 視察でありました。

今回の視察は昨年2015年1月26日の訪問で子供たちと約束した図書館の建設、

それは山の子供達に山だけで終わって欲しくない、

もっと頑張れば素晴らしい世界があることを彼らに知って欲しいから、

テレビのない世界で知らないことがたくさんあるだろう・・

その不思議な世界を教えてあげたいという小さな小さな私たちの願いでもありました。

そして山で病気になってもすぐには医師に見てもらえない・・

その為に命の危険にさらされるその環境に少しでも早く処置が出来ることを願う、

保健室の施置それは小学校だけではなくその周辺の村の人々も利用出来たら・・

危険から少しでも救えたら・・それが私たちの願いです。

 約10ヶ月間に渡る寄付活動から  

JT/ASH Japan に集められた寄付金額は  

東京はCoCoイメージ  

栃木のフレンドが中心になって 総額 BAHT    

  

個人から集められた寄付金など

  • 福井洋一さん
  • 今井美香子さん
  • 望月克己さん(フレンド株式会社)

からの 寄付金にて購入

(花火 5500B ・コムファイ 60個 3000B)

  • チェンマイゴルフ狂クラブより寄付にて購入(図鑑1~12 5000B)
  • グリーンサポートからの寄付(ハーブボール・脚用・腰用・肩用[ 合 20個]総額 3000B)

そして今回は子供たちへの食事の準備など費用が下記にかかりました。

寄付金から清算
内容 値段
シリーズ図鑑13~22新規購入 5817B
子供達洗濯洗剤 1600B
玉葱 300B
ニンジン 200B
ジャガイモ 200B
とうもろこし 200B
ソーセージ 1000B
パン 1700B
お菓子
インスタントラーメン
1925B
練乳  200B
オバスチン ココア 520B
鳥スープ 100B
スパゲッティー  1365B
合計                  15127B

 

今回訪問費用として清算

 

内容 値段
往復移動費  ミニバス 6000B
ガソリン 6000B
町から学校までのトラック 2000B
学校お礼 3000B
ビール 800B
60B
コーラ 100B
看板 1050B
訪問者用食料 1000B
インスタント 150B
ジュース 250B
バナナ 120B
合計   20530B
 @ 5133B×4名様

 

2015年の12月タイでは既に冬のはずなんですが・・

チェンマイは比較的暖かくオムコイに行くには丁度良い気候であったかも知れません。

11月25日朝は08時に集合し荷物をつめて出発です・・

何度も往復をしているとはいえどあの道のりはやはり遠く感じます。

今回はバーンクンメートゥン村(小学校のある山のふもとにある病院で

先生方のお迎えを待つ間)の病院にピジョンからの寄付赤ちゃん用の哺乳瓶の

寄付も同時に行いました。

 

この病院を見学して思うことは・・

ココで人は助からない!

人を助けるための設備ではないということを考えると山に住む人々は・・

命の危険にさらされながら・・

それを諦めざる終えないのかと・・

正直驚いてしまいました。

 

歯の治療をするための設備ではなく・・

治療しないで歯を抜くだけの設備・・

そして子供を自然分娩で生める人は問題ないけれど・・

その設備では帝王切開は無理で

さらに・・

二次感染を起こしそうな設備には恐怖を覚えます。

 

 

風邪を引いた・・

擦り傷の手当て・・

など病院としての機能が全然ないことにただただ・・

驚かされるばかりで

・・どうしたら・・

いいのか・・

正直途方にくれてしまいました。

 

 

もちろん現在のこの病院では手に負えない患者は全てオムコイの町に送るのだそうです。

この山のふもとにある病院がこれですからね・バーンクンメートゥンの

小学生達はどうしたら命の危険に去らされないでしょう。

 

 

おそらく誰も声にしては言い出しませんでしたが・・

この病院の様子では自分達では生きられないと感じていたと思います。

 

迎えが来ていよいよ山にあがります、乾季とはいえ・・

この日までに2-3回雨が降りました・・

それで上がれないということはおきないだろうとは思いましたが、緊張します。

何しろ年配の方々が多いので車に揺られるのが心配ですが、

2台に別れ・校長先生が運転するトラックには病人と女性優先で

トラックの中に乗れました・・

年齢平均28歳の方々は・・

トラックの荷台にこれはかなり大変みたいです。

もう一台の古いトラックには平均年齢68歳の方々乗車です・

これは死に物狂いかも知れませんね。笑

途中休憩しながら・・

オムコイの自然を満喫・・

日が落ちる前の午後15時無事生徒達が迎えるバーンクンメートゥン小学校に到着です。

早々に荷物を降ろし・・

生徒達が見守る中財団の幹部達は図書館の建設状況の説明、

若手は夕食炊き出し準備に入ります。

山の気温はすぐ様変化するもので・陽がかげるとすぐに寒くなります、

前回炊き出しに時間がかかり子供達に食事をさせて上げれたのが夜の

20時を過ぎていましたので何とかそれまでには・と炊き出し部隊の手ははやります。

今回はガスの力が大きくなんとか18時半には子供達に食事を配ることが出来ました。

校長先生の手配で・・新しく出来た別館に宿泊できるようになりそちらで

子供たちと先生が遠くから来た私達に食事の準備をしてくれました。

 

こんな山奥で食べたムーカタ(タイ式焼肉)嬉しいと同時に疲れていたので

美味しかったですね先生方のもてなしに感謝感激でした。

夜も21時を過ぎると先生方に誘われ・・食事の後の催し物に参加しました。

私達からのサプライズは花火とコムファイ(熱気球)子供たちからは

感謝の出迎えバンブーダンスです。

 

花火も山奥にこだまするほどの爆音とともに明るい光をともし・・

奇声と喜びの大合唱であげたコムファイ

みなの願いが届きますように・・興奮やまず・・22時までオムコイでの

ロイクラトーン祭り最後は先生方が用意してくれた灯篭を川に流しました・・

なかなか町では味わえない催し参加は参加者の方々の心に深く響いたことでしょう。

 

 

山の深夜は深深と寒くなり、水を触るのも冷たくて厳しい物がありました。

翌朝、早くから校長先生を始め生徒達に起こされ・・

朝の食事そばに流れる川の音がなかなか

別荘に来たかのごとくです。

朝食も終わり身支度が完了し生徒達がいる校舎に向かいます。

新しい別館からの移動は年寄りには少々困難でしたが・・

この山の中によくこれだけの敷地内に学校を建てた物だと

校長先生の働きに改めて感動します。

校庭で待っている生徒達を前に理事から応援の言葉が述べられ・・

参加者からも声援の言葉が送られます、

 

子供達のまっすぐな目がきらきらしていて・・

本当に力をもらえます・

 

この素晴らしい目の輝きに少しでも花をつけられたら・・・

図書館建設はその願いだけで参加者の努力で

実現します。

 

さあ・・2016年3月完成予定です

次回を楽しみにして・・年老いた体に鞭打ちましょう・・

 

また、今回の訪問で保健室建設で12万Bの不足があることがわかりました。

皆様からの暖かいご協力をお願い申し上げます。

今回校長先生の運転するトラックに乗車し色々な事情を聞きました

生徒達は卒業後どうなるのか・・・

校長先生がここに来た頃から一番大きな生徒は現在どうしているのか?など

やはり金銭的な問題や家庭の問題で中学に進学できるのは成績が優秀な子供達だけで・

そういう子供達への教育以外の生活援助の資金を里親としてお金を

集めたり先生方が個人的にお金を出し合いながら・・

上の教育を受けさせていること・・・

それはかなり大変だと話しておりましたが・・

やはり町の生徒達ほど恵まれていないその環境で本当に伸びるだろうと

核心する子供達にだけ手を差し伸べて上げられるだけなので

心苦しいことを校長先生は話していました。

また校長先生がこの山に入り8年間で現在教育大学まで進んでいる

子供がいるそうです。

この子がいずれ・・教師として山に戻れば私達がしてきたことが

夢叶うと涙が出そうになりながら話をしてくれました、本当にそうであって欲しいと

願うなにものでもありません。

それまではココを捨てることは出来ないんです・・

そういう校長先生の頑張りが私達を奮い立たせ寄付活動をここまで進めてこられたんですよ・・

と話をすることが出来ました。

 

また医療に関しては・・

やはり・現実として大きな病気はオムコイの町へ運ばない限り治療できないこと

そしてその為には費用がかかりすぎるため・学校で用意する(寄付など)薬に頼らざる得ないという現実があることも心配していました。

学校という存在はその周辺の部落の医療まで面倒を見なければをならないということにも大きな苦労を感じます。

まして衛生的な問題が大きく・・原因がわからない場合それが死に至ることもある・その恐怖を抱えながら

毎日の子供達との生活に不安を抱えています、保健室寄贈が・少しでもそれらの力になれば・・そう願い

不足している12万Bを理事達は頑張り寄付を集めたいと願っています。

 

皆様にお願い申し上げます・・

暖かい援助支援をお願い申し上げます

 

2016年1月12日 報告

                               グリーンライフサポート株式

                            市毛 みどり   

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